フォークリフトの実技試験で落ちる人はいるの⁈合格の為のたった3つのポイント

表題のアイキャッチ 資格

ぶちゅまるです。

初めて試験に挑戦する方は不安もあるかと思います。

せっかく技能講習を受けに行っても、
実技試験で落ちてしまったら、時間もお金も勿体無いです。

フォークリフトの技能講習は簡単な試験なので、
会社からもきっと呆れられてしまいます。

 

「もしかしたら自分も落ちてしまうのではないか」
「合格のポイントだけは押さえておきたい」

このような心配がありますよね。

そこで今回は、

フォークリフトの実技試験に落ちる人はいるのか

について、

フォークリフトの実技試験を実際に受けてきたので
試験の内容と3つのポイントについて紹介します。

 

結論から言うと、

実技試験で落ちる人がほとんどです

合格率全体で考えると95%以上が技能講習を合格しているのですが、
残り約5%がほぼ実技試験で落ちていると言っても過言ではありません。

学科試験についてはこちらの記事でまとめているので、良ければ参考にして下さい。

フォークリフトの実技試験に落ちるのは理由があります。
実技試験に合格する為の3つのポイントを詳しく解説していきます。

フォークリフトの実技試験ってどんな内容?

実技講習って何するの?

  • 走行の操作(20時間)
  • 荷役の操作(4時間)

フォークリフトの乗車前点検や基本的な操作方法、荷役の操作について学んでいきます。

基本的には複数人で順番交代の運転になります。

講師の指示に従って、「指差し確認や操作」について学びます。

 

実技試験の内容について

実技試験コースと時間制限について

僕が実技試験を受けた際は、以下のようなコースでした。

フォークリフトの実技試験コースを図示している

このコースは僕が講習を受けた際の例です。
 試験の際、同じコースを走るとは限りません。
 参考程度に確認して下さい

細かい確認などは省いて以下に手順を示しています。

フォークリフト実技試験の手順
  1. 乗車前点検・安全確認をして乗車
  2. 前進をして右旋回
  3. 前進をして荷物を移動させるためにフォークリフトの位置を調整
  4. フォークを刺して荷物を上昇させ、マストを後傾
  5. 後退して荷物を適切な高さまで下げる
  6. 右折して荷下ろし場に向かい左旋回でフォークリフトの位置を調整
  7. 荷下ろし場に荷物を下ろす
  8. 後退をして停止
  9. 逆時計回りでコースを一周
  10. 荷下ろし場の前で停止
  11. 後退してスタート位置で停車及び降車

このようなコースを規定時間(7分以内)
手順を守り、走破しなければなりません。

先ほども触れましたが、

フォークリフト技能講習で落ちる人は

基本的に実技試験で落ちています。


練習段階からスピードを意識しつつ、
正確に操作できるように意識しましょう。


合格点と減点方式の注意点

  • 減点方式
  • 合格点 70点以上

実技試験は減点方式なので採点基準に満たない場合は、減点されていきます。

以下に採点基準を示しました。

項目採点備考
指差し点検-3点乗車前の点検し忘れ、点検箇所の抜け
アシストグリップを使わずに乗車-3点ハンドルを持って乗車するのも不可
シートベルト未着用失格座席に座ったらすぐに付ける
レバー操作ミス-3点前後入れ間違いなど
ハンドルのグリップから手を離す-3点走行中、左手は必ずグリップに
安全確認不足-3点指差し不十分、確認忘れなど
接触-5点壁にぶつかる
脱輪-5点通路として仕切られた白線を踏んだ場合
偏荷重-3点荷物が傾いた状態で持った場合
走行中のフォーク高不良-3点地面より10~20cm以内でない場合
パレットへのフォーク差し込み不足失格50cm以上など極端に差し込み不足の場合
荷物の位置不良-3点荷台に書かれた枠線よりはみ出た場合
停止位置不良-3点決められた位置よりはみ出た場合
フォークの先で荷物をつく失格危険行為として失格対象
パレットにフォークをこする-3点万が一、パレットをひきずると失格
フォークで荷物を高く持ち上げたまま移動失格危険行為として失格対象
パレットに持ち上げ高不良-3点荷台よりパレットを浮かす時は10cm前後で
勢いよく荷物を置く-3点大きな音が出た場合
荷台にぶつかる-3点特にマスト部分をぶつけやすい
駐車ブレーキをひかずにレバー操作-3点レバー操作をする時は必ず駐車ブレーキをしてから
エンスト-5点操作ミスでエンジンが止まった場合
手順間違い-3点決められた手順を間違い、飛ばした場合
タイム減点-3点7分を超えて、30秒ごとに-3点追加
駐車位置不良-2点決められた線より30cm以上離れて駐車した場合
駐車位置不良失格決められた線より手前で駐車した場合

フォークリフト免許の実技試験の採点基準・減点ポイント

https://job-haken.com/column/column-6043/

実技試験の採点基準に関しては、

講師の方から詳しく説明を受けることができるので、
講義を聞いて操作のポイントを押さえましょう。

あとでも触れますが、

何度も出てくる確認や指差しなどの細かい採点基準が大切です。

また、一発不合格もあるので注意しましょう。

 

実技試験で合格する為の3つのポイント

3つのポイントについて示したイラスト

実技試験コースをタイムアタック

試験は70点以下で不合格となります。

落とすことができる持ち点は30点のみです。

迅速さと正確さが実技試験の鍵となります。

実技試験は規定時間(7分間)を
オーバーすることで、30秒ごとに3点減点されていきます。

かなり慎重にやっても時間は余りますので、
操作に自信のない方はそれほど時間を気にせずに挑戦してみて下さい。

規定時間を少しオーバーしても、不合格にはなりません。

確認や指差しなど何度も出てくる採点基準で
ミスを繰り返して減点されないように注意しましょう。

とにかく試験本番は

落ち着いて正確に挑むことが大切です。

 

人の振り見て我が振り直せ

僕が実技講習を受けた時は、
6人が順番交代でフォークリフトの運転をしていきました。

その為、実技講習は数時間あっても自分の練習に
そこまで多くの時間は割けません。

実技講習の後半には
運転操作に慣れてきてはいるのですが、

人によってはまだ操作が
おぼつかない方もいるかと思います。

そんな時は待機時間に、受講者の

一番上手な人を見て参考にしましょう。

上手な人の操作を研究することで、
操作を洗練していきましょう。

それに加えて、実技試験の日に
同じフォークリフトに乗れるかは分かりません。

ブレーキの感覚や、ハンドルの感覚が
車体によっては若干変わるので注意しましょう。

特にフォークリフトは
ハンドルの操作が独特なので、

フォークを荷物に差しやすい位置に移動できるか

がとても重要です。

 

ぶちゅまる
ぶちゅまる

僕は本番にフォークリフトが違ったので、
マストの操作がかなり違和感ありました……。


今はYouTubeなどで情報が集めやすいので、
操作が苦手な方は参考にして
実技試験コースのイメージトレーニングを何度もしましょう。

絶対ダメ‼︎一発不合格一覧

実技試験には一発不合格になる減点があります。

  • シートベルト未着用
  • パレットへのフォーク差し込み不足
  • フォークの先で荷物をつく
  • フォークで荷物を高く持ち上げたまま移動
  • 決められた線より手前で駐車した場合

これだけは絶対にしないようにしましょう。


どれだけ心掛けていても、
実技試験では他の受験者や試験官が
自分の操作まじまじと見ています。

操作を誤ってパニックになってしまったり、
緊張して確認を怠ると減点が重なり、

あっという間に合格点を下回ってしまう可能性があります。

実技試験では、
正確で慎重な作業ができるように

心に余裕を持つことが大切です。

実技講習中から本番を意識して、
スピードを意識して臨むことをオススメします。

ぶちゅまる
ぶちゅまる

リラックスできるように工夫しましょう。

僕は人の操作を徹底的に研究してました。


時間に余裕ができると
心に余裕を持って操作に集中できます。

どうしても苦手な操作がある場合は、
正確さに重点を置いて、時間を掛けるのも一つです。

3つの合格ポイントと対策のまとめ

今回はフォークリフトの実技試験で落ちない為に、
今からできる対策や合格するポイントについて紹介しました。

改めて振り返ると

実技試験対策ポイント
  • 待機中に操作の上手な人を研究する
  • 本番を意識して迅速に、正確に操作を行えるようにする
  • 一発不合格だけは絶対にしないようにする

以上のポイントを押さえて講習を受ければ、
問題なく合格できると思います。

準備をし過ぎて困ることは何もないので、

Youtubeや一緒に受けている受講者を参考にして
是非、一発合格を目指して頑張って下さいね!

皆さんの良きフォークリフトライフと安全を願っています。

ここまで読んで頂いた方、お疲れ様でした。
この記事が少しでも読者の方の役に立てたら嬉しいです。

それでは、本日もみなさんご安全に!

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